アトピー性皮膚炎の治療《アトピー性皮膚炎の治療〜生活面アレルゲンの退治A》

アレルギー性皮膚炎治療の一環として、生活面でのアレルゲンの退治についてまとめてみました。

〜 そのA 〜

★ペットや動物の毛やふけの退治
ペットは室内で飼わないようにします。
毛皮のコートや動物の毛を使った敷物などはひかえ、羊(羽)
毛布団も避けます。

★刺激物質の退治
衣類はやわらかい木綿製品を選び、新品は一度洗濯してから
用います。室内では禁煙とし、線香の使用もやめます。ヘア
スプレー、香水なども刺激物になります。ガスストーブや石油
ストーブの排気は、ダクトをつけてなるべく外に出し、それ
が無理なら電気ストーブにしましょう。

★花粉退治
花粉の舞う季節は、外出時に花粉マスクをつけ、杉やブタク
サなどが生えているところには行かないようにします。帰宅
したときは、室内に花粉を持ち込まないように、外で衣類を
十分にはたき、うがいや洗顔をして、体についた花粉を落と
します。
さらに室内には、空気清浄機を設置するとよいでしょう。

アトピー性皮膚炎治療と同時に生活環境を良いものに
保つことは、容易ではないですが、重要なことですね!

アトピー性皮膚炎の治療《アトピー性皮膚炎の治療〜生活面アレルゲンの退治@》

アレルギー性皮膚炎治療の一環として、生活面でのアレルゲンの退治についてまとめてみました。

〜 その@ 〜

★掃除のしかた
掃除をするときは、ほうきではなく掃除機をかける。
絨毯や、カーペットの裏側の埃も取る。
掃除機の吹き出し口は戸外へ。
家具の上などのほこりは、はたきでなくかたく絞った雑巾
を使用。
エアコンのフィルターも定期的に掃除。

★ 室内の湿気退治
それぞれの部屋、台所、風呂、押入れなどまめに通気し、
湿気がこもらないようにする。
浴室、冷蔵庫はカビが発生しないようにする。
鉢植えによるカビにも注意!

★室内のダニ、ほこり退治
室内の床は、なるべく板敷きやリノリウムにして、出来
るだけカーペットや畳はやめる。
カーペットや畳の場合は裏に防虫シートを!
おもちゃは、ほこりのつきにくい木製やプラスチックにする。
寝具はまめに干し、その後表面に掃除機をかけ、ダニの死骸
を吸引する。

アレルギー皮膚炎治療の効果を上げるためにも、日常生活の
環境を出来るだけ良い状態に保ちましょう!


アトピー性皮膚炎の治療《アトピー性皮膚炎の基本的治療》

アトピー性皮膚炎治療にはステロイド軟こうを使いますが、症状が軽減してくるにつれて、強い薬から弱い薬へと変えていきます。
また、強いかゆみをおさえるには抗ヒスタミン剤や抗アレルギー剤を内服します。
アトピー性皮膚炎治療の家庭でのケアとしては、皮膚を清潔にすることが悪化させないポイントです。
かゆみや湿疹がひどいときは皮膚科を受信して、医師の指示に従います。なお、熱いお湯で体があたたまるとかゆみが増すので、お風呂はぬるめにします。
ダニを減らす室内整備も予防と治療に大切なことです。

アトピー性皮膚炎治療《アトピー性皮膚炎治療 食事療法》

アトピー性皮膚炎治療の要となるのが、食事療法です。
食事療法の大きな目的は三つあり、ひとつはまずアトピーの原因となりうる物質を摂取しないこと、もうひとつは摂取してしまったアトピーの原因物質を体内から速やかに排出すること、そして栄養のバランスよい食事で自然の治癒能力を高めることです。

このような目的を達成するため、玄米食、特に自製の発芽玄米を使った食事をお勧めします。
玄米には食物繊維が豊富に含まれ、それが体内の毒物排出を促進するからです。
また発芽玄米の持つ様々な栄養素が自然の治癒能力を高めることが知られています。
1日2食以上は発芽玄米のご飯を食べましょう。毎日の主食であるごはんに発芽玄米を用いることは、手軽にかつ長期的に続けることが出来る大変優れたアトピー性皮膚炎治療法です。

また、緑黄色野菜を多く摂り、肉は時々少量食べる程度にしましょう。そして、危険な添加物の入った加工食品(例えば、ハム、ソーセージ、着色された漬物など)は一切食べないという強い意思も必要です。

アトピー性皮膚炎の治療《アトピー性皮膚炎の漢方薬治療》

アトピー性皮膚炎治療に漢方薬も使われます。
大きく分けると湿疹に対する対症療法と、体質改善に分けられます。
■対症療法
湿疹の赤みや熱感がひどい場合
ジクジクがひどい場合
などによって処方される漢方薬が異なります。
代表的なものは、「治頭瘡一方(ちづそういっぽう)」です。

■体質改善(年齢でも漢方薬は変わります)
幼児で胃腸虚弱な場合
学童で、食物アレルギーがあって、化膿しやすい場合
疲れやすい、気力不足、むくみっぽい場合
などによって処方される漢方薬が異なります。
代表的なものは「補中益気湯(ほちゅうえっきとう)」です。

このように様々な状態によって漢方薬が異なるので、きちんと診断の上、漢方薬を使っていきましょう。体質と症状が合っていれば、十分効くと考えられます。漢方薬は、一人一人、体質と症状を見て使うことによって、アトピー性皮膚炎ががよくなります。漢方薬での治療はじっくり焦らずにいきましょう。

アトピー性皮膚炎の治療《アトピー性皮膚炎の治療の基本》

 この疾患に病院などで一般的に行われるアトピー性皮膚炎の治療は、根治ではなく寛解を目的とする。現代の医療技術ではアレルギーの発症そのものを
抑えることはできず、幼少期の食物の影響が強い症例などを除き、原因となるアレルゲンを特定することが難しく、また代表的なアレルゲンであるダニやハウスダストなどを環境から完全になくすことも困難であるからである。
 アトピー性皮膚炎治療で重要なことはまず不規則な生活やストレス、乱れた食生活や不潔な住環境を避け、十分な睡眠時間を確保することである。
極端な重症例や治療に抵抗する症例を除けば、その上で薬物療法とスキンケアを行うことによりQOLへの影響は最小限にできる。十分なコントロールが得られない場合でも、頻回の受診で処方を変えていけば問題が起きることは少ない。
 いわゆる「根治」をうたったアトピー性皮膚炎治療で医学的根拠のあるものは現時点で存在しない。数年にわたって症状が完全に消失している、「根治」とみなせる状態もありうるが、何らかの治療の結果ではない。

アトピー性皮膚炎の治療《アトピー性皮膚炎治療に対する考え方》

アトピー性皮膚炎治療に対する患者のニーズは多様化しており、どのような方向性で治療を行っていくのかは、大切な要素となります。

ステロイド剤やプロトピック軟膏を使用して症状をコントロールしていく治療を目指す。
薬物に頼らない治療を目指す。
ステロイド剤以外の薬物で症状をコントロールしていく治療。
など、患者ごとの生活環境などによっても、治療の方向性は異なります。
アトピー性皮膚炎治療と言っても、自分が目指したい治療の方向性を決めなければ、実際行う治療法のメリット・デメリットの見極めも難しくなり、結果的に、本来望んでいない結果につながることもあります。

そこで、まず自分がアトピー性皮膚炎治療でどのような結果を望んでいるのか、それを明確にし、これから行う。また、すでに行っている治療法が、その結果につながる経過をたどるのか、たどっているのかについて、確認することが大切となります。
いろいろな意味で自分にあったアトピー性皮膚炎治療法をしっかりと見つけましょう!

アトピー性皮膚炎の治療の代表ステロイド《アトピー性皮膚炎治療ステロイドについて》

アトピー性皮膚炎の治療の代表的存在ステロイドについて
[ステロイドとは?]
副腎皮質ホルモンといい、本来、体の中にあるもの。

[ステロイドの効果]
炎症を抑える作用
ストレスに対抗する作用

[ステロイドがアトピー性皮膚炎治療に使用される理由]
「炎症を抑える作用」のため。
副腎皮質ホルモンは、体の塩分・糖分を調節し、免疫・代謝などのバランスを整える。
体にとって必要なホルモンで、体からなくなると生きていけない。

[ステロイド外用薬について]
チューブや容器といった形態で処方される。
現在、広く使われているアトピーのステロイド外用薬は、ステロイドの炎症を抑える効果を強めた合成副腎皮質ホルモン。ステロイド外用薬には効果の強さに応じて様々なものがあり、患者に応じて処方している。

[ステロイドの効果と副作用]
アトピー性皮膚炎治療でよく使われるステロイドは、湿疹とかゆみを抑える。しかし、長い年月、毎日のように強力なステロイド外用薬を塗り続けると、以下のような副作用が出る可能性がある。
皮膚が薄くなる(皮膚萎縮)
皮膚の下の血管が大きくなり、皮膚が赤くなる(「酒(しゅ)さ」)
うぶ毛が濃くなる(「多毛」)
にきび、毛の周りが赤くて痛い(「毛嚢炎(もうのうえん)」)
湿疹の部分がジクジクしたり、痛い(細菌、かびなどの皮膚の感染症の影響)
きちんとした塗り方も重要で、湿疹部分にステロイドを使用する。

[ステロイド使用の注意点]
ステロイド外用薬は、炎症を抑える効果と副作用を考え、一人一人に応じた適切な使用が望ましい。アトピー性皮膚炎治療でステロイド外用薬をどのように使っていくかは、患者と医師とで決めていくことになる。勝手にステロイドの使用をやめたりしないで、疑問に思うことを医師に遠慮なく質問し上手に使えば怖いものではない。

アトピー性皮膚炎の治療《厚生省によるアトピー性皮膚炎の治療三本柱》

アトピー性皮膚炎治療は、大きく三本柱から成り立っているようです。
「アトピー性皮膚炎」という病気は、ご存知のようにアレルギー疾患のうちの一つであります。
簡単に言えば、「花粉症」は鼻のアレルギー、「気管支喘息」は肺(気管支)のアレルギー、「アトピー性皮膚炎」は皮膚のアレルギーと言えるでしょう。
「アトピー性皮膚炎」というのは、外界から皮膚に侵入してきたダニやハウスダストなどの環境アレルゲンや、あるいは食事中のアレルゲンが血中を介して、皮下で抗原抗体反応を引き起こし、皮膚の表面で炎症を起こした状態、と定義づけることができます。

「アトピー性皮膚炎」の患者さんの皮膚は“アトピックドライスキン”と いって、皮膚の一番表面にある角質層が粗くもろくなっていますから、普通の人以上に外界のアレルゲンが入りやすくなっているのです。
そこで、敵の侵入を防げるよう できるだけ皮膚の表面を強化してあげる必要があります。そのために皮膚全体に保湿剤を塗って 、皮膚の一番上にある角質層の強化を図るのです。
これを学問的には「バリア機能の補正」と言います。また皮膚の表面は“湿疹”という“炎症”が生じていますから、この“炎症”を抑えるためにステロイド軟膏が使われるわけです。
以上が、皮膚科学で一般的に行われているアトピー性皮膚炎の基本的な治療方法であります。
すなわち、厚生省(現在の厚生労働省)は、最新の研究をもとに、1999年、「アトピー性皮膚炎治療ガイドライン」というものをまとめたのですが、このガイドラインによりますと、アトピー性皮膚炎治療は、
  A. 原因・悪化因子の検索と対策
  B. スキンケア(皮膚のバリア機能の補正)
  C. 薬物療法
の3本柱によって構成される、となっているのです。
ABCをしっかり専門医と相談し確実に行えば、改善への近道になるようです。

アトピー性皮膚炎の薬以外の治療《アトピー性皮膚炎の一般的な薬物以外の治療法》

〔アレルゲンの除去〕
部屋のほこり、「ダニ」・「ハウスダスト」などの掃除や換気をこまめに行う。
寝具をまめに日光に干す。
患者により、必ずしも効果があるとは限らないが、著効例も報告されている。
愛玩動物の皮屑も主要なアレルゲンの一つであり、飼育管理によってはダニの原因にもなっているため、基本的には飼わないのが無難である。
ただし心情的、家族環境の問題でもあるため、段階的に確認してからなど、慎重な態度をとる医師も多い。なお、新生児を6歳まで追跡調査した結果、飼育動物の有無は、アレルギーの発症そのものには影響を及ぼさないと考えられる。

〔食事制限〕
アトピー性皮膚炎の原因が、明らかに食物アレルギーが原因だったり、悪化要因となっている場合に、食事制限が必要となる。成長に伴い食物の影響は低くなるケースが多いことと、厳格な食事制限の結果、子供に成長障害が起きることもみられるようになったので、以前よりは比較的穏やかな方法がとられるようになった。管理栄養士などともよく相談して慎重に行う必要がある。
食事制限は、アトピー性皮膚炎治療というより食物アレルギーの治療である。食事制限により、皮膚の炎症を直接、抑えるものではない。

〔石鹸の工夫〕
過剰に皮脂を奪う石鹸は避けたほうがよいが、十分に皮脂が洗い流されないことによる痒みや菌の繁殖によって炎症も起きる。
オリーブ石鹸などの無添加かつ低刺激性石鹸の使用を薦める専門医もいるが、必ずしもすべての患者に合うわけではない。
アトピー性皮膚炎治療向きとして推奨されるものや高価な石鹸でも、実際に試すなどして、それぞれの患者にあった石鹸を選択することが重要である。
また頭皮の病変部には、真菌が生息していることが報告されており、これにより抗真菌剤を配合したシャンプーを薦める医師もいる。頭皮から上半身にかけての症状は、シャンプーやリンスなどによる接触性皮膚炎(かぶれ)である場合もあるため、製品をかえると改善することがある。

〔日常生活の指導〕
皮膚はいつでも清潔に保つ。
爪で皮膚を傷つけないようにする。
刺激の少ない素材、 形の衣類を着る。
汗をかいたらこまめに着替えるようにする。
室内環境も清潔に。

〔ストレスの除去〕
家庭・学校・職場における理解と協力が必要である。
必要であれば精神療法を行うこともある。

アトピー性皮膚炎治療には日常生活の心構えと精神的なケアも欠かせないようです。

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